熊本県で震度6弱 国の史跡「古墳」被害か
3日夕方、熊本県和水町で震度6弱の地震があった。運転を見合わせていた九州新幹線は、4日朝の始発から運転を再開した。
3日午後6時過ぎに強い地震があり、和水町で震度6弱、熊本市北区と玉東町で震度5弱を観測した。和水町では、小学校の窓ガラスが割れたり、神社の鳥居の一部が落下したりしたほか、4日朝、町の調査で国の史跡に指定されている「江田船山古墳」の石棺の一部で被害が出ている可能性があることが分かった。
また、県によると和水町などで合わせて32人が避難。益城町では87歳の女性が自宅で転び軽いけがをした。
一方、九州新幹線は3日、博多-熊本間で終日運転を見合わせ、上下40本が運休、約1万人に影響が出た。4日朝、運転を再開した九州新幹線。上り線は始発からほぼ満席だという。