東海第二原発、再稼働へ説明会 不満の声も
首都圏唯一の原子力発電所である茨城県の東海第二原発が、再稼働に向けた国の審査に合格したことを受け、県が、東海村で住民への説明会を開いた。参加者からは、原発の安全性について質問が相次いだ。
東海第二原発は、原子力規制委員会の審査に合格したが、再稼働には原発から30キロ圏内にある6つの市と村の同意が必要だ。
トップを切って東海村で開かれた説明会では、原子力規制庁の担当者が、福島第一原発の事故後に大幅に強化した地震や津波など重大事故時の対策について説明した。
参加者「事故が100%起きないという保証ができるのか、できないのか。できないとすれば誰が責任を取るのか」
原子力規制庁「これ(新規制基準)を満たしたからといって、絶対的な安全性が確保できるわけではないものというふうに考えてございます」
参加者からは、「質問に答えていない」などと不満の声があがった。説明会は今後、水戸市など5つの市で行われる。