「ゾフルーザ」耐性ウイルスを初確認
インフルエンザの新しい治療薬の耐性ウイルスが初めて確認された。
去年3月に発売された「ゾフルーザ」は、1回飲むだけで治療が完了する新しい薬。厚生労働省によると、この「ゾフルーザ」が効きにくくなるよう変化したインフルエンザウイルスが初めて確認されたという。
他の治療薬「タミフル」などに対しても、耐性を持ったウイルスが、すでに確認されている。
厚労省は、こうした耐性ウイルスが検出される割合は1%から4%程度だとしていて、ウイルスに耐性を持たせないためにも薬を処方通りに飲みきることが重要だとしている。
インフルエンザの猛威は続き、14日からの1週間でインフルエンザにかかった患者は推計213万人で、前の週よりおよそ50万人増えた。学年・学級閉鎖や休校の学校などは前の週の11倍にのぼっている。