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「児童虐待防止条例案」都議会に提出を決定

2019年2月13日 21:36
「児童虐待防止条例案」都議会に提出を決定

虐待により子供が死亡する事件が相次ぐ中、東京都は、保護者による体罰の禁止などを盛り込んだ児童虐待防止条例案を今月から始まる都議会に提出することを正式に決めた。

東京都独自の児童虐待防止条例案では、都道府県で初めて、保護者による子供への体罰や暴言などの禁止を明記した。また、条例案には、虐待事案に的確に対応するため、転居した場合は、児童相談所間で引き継ぎを徹底することや、児童相談所と警察との連携を強化して、必要な情報の共有や援助要請ができることなどを盛り込んでいる。

ただ、この条例案には罰則規定はもうけられていない。その理由として都は、国の「児童虐待防止法」などで罰則が定められていることや、再び良好な家族関係を築くための保護者などへの指導や支援を重視したことなどをあげている。

条例案は今月20日に始まる都議会に提出される。