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感染拡大を防ぐ マスクの“正しい”使い方

2019年2月15日 18:45
感染拡大を防ぐ マスクの“正しい”使い方

15日も真冬の寒さとなる中、風邪やインフルエンザの流行が続いている。体調を崩すと出るのがせきやくしゃみだが、実は正しいやり方がある。さらに、意外と知られていないのがマスクの正しい使い方。感染を広げないための取り組みを取材した。

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東京・台東区の保育園では、風邪への対策として手洗いやうがい以外に正しいせきやくしゃみの指導も行っていた。思わずやってしまう手のひらでおさえるやり方。しかし、この方法は手からウイルスが広がる危険がある。

そこで保育園では“忍者ポーズ”として、肘で口や鼻を覆うやり方。感染が広がることを防ぐためせきやくしゃみの際、肘の内側を使うこの方法。実は、ネットでも話題になっている。

ウイルスはどのように広がるのか。さらに、マスクの使い方にも落とし穴が―。ここからがもっと知りたいところ。

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くしゃみを手のひらで受けると、どう感染していくのだろうか。ウイルスの代わりに蛍光塗料を使って行った実験では、くしゃみを受けた手でドアノブを握ると、ドアノブにもウイルスが付着してしまった。

そのドアノブに他の人が触れると…その人の手にもウイルスが。集団感染を防ぐため、保育園で行われていた肘の内側を使いせきやくしゃみをするやり方。

実は厚生労働省も、1年ほど前に人気アニメとコラボしたポスターを制作していた。そこには、せき・くしゃみをするとき、袖で口や鼻を覆う、マスクをつけるなどが書かれている。

くしゃみをしたとき、マスクを着用していると飛沫はかなり抑えられる。ただ、医師はそのマスクの使い方にも注意が必要だという。鼻を出してマスクをつけている人を見かけるが―。

大川こども&内科クリニック・大川洋二理事長「インフルエンザは特に鼻粘膜から侵入しますから。マスクをしてない方と同じということ」

鼻と口はしっかり覆い、隙間を空けないのが基本。さらに盲点が、食事などでマスクを外すとき、マスクの表面を触ること。

8時間使用したマスクの表面の様子を見てみると、たくさんの菌がついている。内側だけでなく、口に直接触れていない表面にも、菌は付着しているという。外したマスクを再度使う場合は、表面をアルコール消毒するなどしてほしいと話す。

インフルエンザだけではなく、都内では今週、スギ花粉の飛散開始も確認された。しばらくはマスクの出番が続きそうだ。