春先の肌トラブル「花粉皮膚炎」の可能性も
実は花粉症のアレルギー反応は目や鼻だけではありません。お肌も注意が必要なんです。
街の人に聞きました。春先のこの時期、肌で気になることはありますか。
「ここ(鼻の下)とここ(ほっぺた)はけっこうカサカサします(20代女性)」「春先、乾燥だんだん冬より乾燥している感じ。(そういう時)赤くなりますね(50代女性)」
実は、これらの肌荒れ。花粉による影響の可能性があるといいます。この時期になると肌が荒れるという小菅キャスター。診察のため、皮膚科へ。
小菅キャスター「最近おでこのあたりに、ぶつぶつという肌荒れができてきて気になっているんですが、これはどういったものでしょうか?」
渡邊千春院長「そうですね。この辺少し赤くなられているし、季節性があるということなので、花粉皮膚炎というのもひとつ考えた方がいいと思います」(千春皮フ科クリニック)
実は、花粉症は、目や鼻のアレルギー反応だけではなく、肌もアレルギー反応を起こすことがあるのだといいます。これは、花粉皮膚炎の患者の写真。目以外にもほほやおでこが花粉によって、アレルギー反応を起こし赤くなるといいます。
渡邊院長「アトピーが下地にある方に多いんですが、その他に乾燥肌であったり、あと、顔を強くこすられてしまうような方、そういった方は肌のバリア機能が弱まって、アレルギーを起こしやすいこともあります」
渡邊院長によると、洗顔のときにこすりすぎてしまうと、角質が壊れ、花粉がその隙間から侵入し、アレルギー反応を起こすのだといいます。では花粉皮膚炎を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。
まずは、帰宅後、すぐ肌についた花粉を落とすことが大事だといいます。泡をつくってゆっくりと丁寧に洗うのが大切。さらに、化粧水。乾きやすい目の周りと、口の周りをしっかりつけます。
肌についた花粉を洗い落とし、保湿をしっかりすることで、角質のバリア層をつくることができるそうです。
小菅キャスター「教えて頂いた手順で保湿をしたらかなりしっとりしたんですけど、これで花粉対策はバッチリ?」
渡邊院長「大丈夫です」
小菅キャスター「丁寧な保湿が大切だということです」