前町長ら公選法違反容疑などで書類送検 神奈川・真鶴町
神奈川県真鶴町で町が管理する選挙人名簿を不正にコピーしたなどとして町に刑事告発されていた前町長と元幹部職員が、公職選挙法違反などの疑いで神奈川県警に書類送検されていたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、公職選挙法違反などの疑いで書類送検されたのは真鶴町の松本一彦前町長と当時、選挙管理委員会の幹部だった元職員の男です。
松本前町長は、2020年に自身が立候補を予定していた町長選挙で利用するため町役場の文書保管庫に侵入して選挙人名簿を持ち出したほか、翌年には、前町長と元職員の男が不正にコピーした選挙人名簿を別の選挙の候補者に渡したなどとして、真鶴町が2022年に刑事告発していました。
松本前町長はこの問題が明らかになり2021年11月に辞職、直後の出直し選挙で再び町長に当選していましたが、去年9月にリコール=解職請求の賛否を問う住民投票が行われ、解職を求める票が半数を超えたため失職しました。