IHI 不正検査211件確認
重工業大手「IHI」による航空機のエンジン整備の無資格検査問題で、不正な検査が211件確認されたことがわかった。
この問題は、IHI瑞穂工場で、資格のない検査員がエンジンの検査などをしていたもの。
国土交通省の立ち入り検査で、検査記録に、実際には検査を行っていない、資格を持つ検査員のハンコが押されていたことや、マニュアルに定められた手順で整備が行われていなかったことがわかっている。
IHIは8日に会見を開き、不正は、2017年1月からは、すでに行われていて、あわせて211件の不正が確認されたと発表した。原因としては、人員不足の可能性をあげている。
確認された不正について、エンジンメーカーからは、「安全性に問題がない」と報告を受けたという。
また、去年4月に資格のない検査員による不正検査について、内部告発があったが、適切な調査が行われていなかったとしている。