五輪聖火リレー Jヴィレッジからスタート
来年の東京オリンピックの開幕まで500日となった12日、大会の組織委員会は、聖火リレーについて、福島県楢葉町・広野町にまたがる「Jヴィレッジ」からスタートすることを発表した。
来年のオリンピックの聖火リレーをめぐっては、東日本大震災からの復興につなげようと、聖火リレーに先立ち、岩手、宮城、福島の3県で「復興の火」として展示される。
聖火は、来年3月12日にギリシャで採火され、3月20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着する。
その後、宮城県では石巻市(石巻南浜津波復興祈念公園)と仙台市(仙台駅東口)、岩手県では三陸鉄道・SL銀河の車内(宮古駅、釜石駅、花巻駅)と大船渡市(キャッセン大船渡)、福島県では福島市(福島駅東口)といわき市(アクアマリンパーク)でそれぞれ2日間ずつ、「復興の火」として展示される。
そして3月26日、福島県楢葉町・広野町にまたがる「Jヴィレッジ」から、聖火リレーがスタートする。
Jヴィレッジはサッカーのトレーニングセンターだったが、2011年の福島第一原発事故のあと、廃炉作業の拠点として使われてきた。昨年から一部営業が再開していて、来月には営業が全面的に再開する。
大会組織委員会の森喜朗会長は、東日本大震災からの復興は「大会の源流」だとして、被災地の方々に希望を持ってもらいたい、などと話している。