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元死刑囚遺骨“松本元死刑囚に囲まれ”保管

2019年3月20日 11:48
元死刑囚遺骨“松本元死刑囚に囲まれ”保管

地下鉄サリン事件でサリンを製造したなどとして、去年7月に死刑が執行された遠藤誠一元死刑囚の遺骨が、一時、麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の写真に囲まれた状態で保管されていたことがわかった。

遠藤誠一元死刑囚は、地下鉄サリン事件でサリンを製造したなどとして死刑判決が確定し、去年7月に死刑が執行された。

公安当局によると、遠藤元死刑囚の遺骨は火葬後、オウム真理教の後継団体主流派「アレフ」の施設に運び込まれたが、同じ日に死刑を執行された松本元死刑囚の写真に囲まれた状態で保管されていたという。

保管場所にはモニターやスピーカーが置かれていて、松本元死刑囚の説法などが流されていたとみられている。遠藤元死刑囚の遺骨は、施設で49日間保管された後に北海道小樽市で海に散骨されたという。

公安調査庁は「アレフ」が松本元死刑囚への帰依を捨てていないと分析していて、去年だけで100人近く信者を増やしていることから警戒を続けている。