仲邑菫さん「世界で戦える棋士になりたい」
史上最年少の10歳で囲碁のプロ棋士になる仲邑菫さん。26日、プロとしての実力を認定する免状を受け取った。いよいよ来週(4月1日)に迫ったプロデビューを前に会見で語ったこととは…
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26日午後に行われたのは、4月1日からデビューするプロ棋士たちのお披露目。史上最年少でプロデビューを果たす仲邑菫さんは、少し緊張した面持ちで、他の棋士よりひときわ小さな姿で壇上に立った。
司会「仲邑菫新初段、前へお願いします」
無事、免状を受け取った。と、思いきや…
司会「仲邑新初段、すみません。もう一度ちょっと前に。こちらの取材陣の方、向いていただければ…」
報道陣に対して写真撮影。照れた表情で撮影に応じてくれた。
その後、行われた記者会見では…
Q.囲碁のどんなところが好きか?
仲邑菫さん(10)「…対局、対局」
Q.好きな棋士の先生は?
仲邑菫さん「…井山先生」
Q.囲碁は自分にとってどういうものか?
仲邑菫さん「…(隣の羽根彩夏さん(16)にマイクを渡す)」
まだ10歳。あどけない、かわいらしい記者会見となった。
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3歳で囲碁を始め、韓国でも腕を磨いてきた菫さん。世界で通用する棋士の育成などを目的に「日本棋院」が新設した「英才特別採用枠」の第一号として史上最年少でプロになる。
仲邑菫さん「新初段の仲邑菫です。世界で戦える棋士になりたいです。よろしくお願いします」
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菫さんの登場で盛り上がりをみせる囲碁界。日本棋院の囲碁スクールでは、菫さんが注目を浴び始めてからスクールに通う子どもがどんどん増えているという。
同年代の子どもたちに菫さんについて聞いた。
囲碁スクールに通う同年代の生徒「10歳でプロになるとか怖い。恐ろしいです」
囲碁スクールに通う同年代の生徒「囲碁の怪物」
囲碁スクールに通う同年代の生徒「プロになっても努力して、女流名人になって頑張ってほしい」
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日本棋院は“菫さんグッズ”の販売も検討しているという。
日本棋院常務理事・宮崎龍太郎七段「個人的に思っていることは、仲邑菫さんといえば“笑顔が非常にかわいい”。逆に対局に入った時の“非常に厳しい目”をされるあのギャップが非常に印象的なので、その辺をうまくグッズに反映できたらなと」
(4月1日の)プロデビューまであと6日。天才少女の活躍に目が離せない。