福島第一原発3号機 核燃料取り出し始まる
東京電力・福島第一原子力発電所で15日、3号機の核燃料の貯蔵プールに残されていた燃料の取り出しが始まった。
水素爆発が起きた福島第一原発3号機では、貯蔵プールに566体の使用済み燃料などが残されている。東京電力は15日、遠隔操作で燃料を取り出す作業を始めた。
燃料を取り出すのは、メルトダウンが起きた1号機から3号機のうち、3号機が初めて。取り出された燃料は、敷地内の別の建物にあるプールで保管される。3号機の燃料取り出しは、機器のトラブルなどで当初の計画から4年あまり遅れての開始で、来年度末には取り出しを終える予定。
東京電力は、「慎重に作業を進めたい」と話している。