検査で不正 スズキに国交省が立ち入り検査
自動車メーカー「スズキ」で、新たにブレーキなどの検査でも不正が判明した問題を受け、国土交通省は19日、スズキに対し、立ち入り検査に入った。
国交省による立ち入り検査は、午前9時半頃から静岡県浜松市にある「スズキ」本社に対して行われている。
スズキをめぐっては、燃費や排ガスの検査データの改ざん以外に、ブレーキや速度計の検査でも不正が判明し、先週、国交省に報告している。この問題を受けスズキは、1回の届け出台数としては過去最多となる約202万台のリコールを届け出ている。
国交省は今月16日から、自動車や二輪車を製造する国内4つの工場全てに立ち入り検査をしている。
19日の立ち入りでは、経営陣からの聞き取りなどを行い、報告された内容の事実関係を確認した上で、国交省は今後、行政処分を検討する方針。