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住友重工で新たな“検査データ”不正

2019年1月24日 21:32
住友重工で新たな“検査データ”不正

去年、子会社の検査データなどの不正が相次いで明らかになった住友重機械工業は、本体と子会社3社で新たな不正が判明したと発表した。

住友重機械工業・別川俊介社長「皆さま方に大変なご迷惑をおかけしております。ここに深くおわび申し上げるとともに、誠に申し訳ございませんでした」

検査データの不正が判明したのは「住友重機械工業」本体と子会社の「住友重機械搬送システム」、「住友重機械ギヤボックス」、「住友重機械精機販売」の3社。

「動く歩道」やスキーリフトに使われる減速機などの製品について、検査データの改ざんや無資格者による検査などの不正が行われていた。

問題のあった製品の納入先は分かっているだけで29社にのぼるが、現時点で製品に安全性の問題は生じていないという。

住友重機械工業は、社内に調査委員会を設けて詳細な調査と原因究明を行い、3月末をメドに報告をとりまとめるとしている。