免震装置“検査データ改ざん”で別の手口
油圧機器メーカー「KYB」が免震装置などの検査データを改ざんしていた問題で、会社側は別の手口の改ざんが明らかになり、改ざんの疑いのある物件が1102件に増えたと発表した。
KYBはこれまで、免震装置と制振装置の性能検査データの改ざんの疑いがある物件数を964件と公表していたが、新たに138件増え、計1102件になったと発表した。
外部調査委員会の調査で既に発覚していたのとは別の手口でも改ざんが行われていたことが発覚したためで、求められる基準値に収まるよう測定結果の中央の値をずらしていたという。
KYBは今後、改ざんの疑いがある装置が設置された建物の安全性の検証を進めていくとしている。