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スズキ ブレーキや速度計でも不正検査

2019年4月12日 21:52
スズキ ブレーキや速度計でも不正検査

昨年9月に燃費などの検査で不正が発覚していたスズキが、新たにブレーキの検査でも不正を行っていたことを明らかにした。

スズキは国土交通省に不正に関する調査報告書を提出し、これまでに公表していた燃費の検査だけでなく、ブレーキや速度計でも不正検査を行っていたことを明らかにした。国内3つの工場で不合格の車を合格として処理していて、不正は37年以上行われていた可能性がある。

具体的には、無資格の従業員が1人で検査をしたにもかかわらず、正規の検査員の印鑑を押すなど、不正を組織的に隠ぺいしていた。

これを受け、スズキは約200万台を対象にしたリコールを行う方針を発表した。

スズキ・鈴木俊宏社長「最大の原因は、完成検査業務の重要性に対する当社の自覚の乏しさである」

鈴木社長は、検査に対する経営陣の理解不足があったことを強調した。

スズキでは今後、5年間で1700億円かけて不正を防ぐための設備改修を進め、再発防止をめざすとしている。

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