機動戦士ガンダムが宇宙から応援 東京五輪
来年に迫った東京オリンピック・パラリンピック。『機動戦士ガンダム』が宇宙に立ち、大会を応援する。
「見せてもらおうか、東京2020のすごさとやらを!」
これは大会組織委員会とJAXA、東京大学などの共同プロジェクト。来年の春、縦横10センチ、高さ30センチの超小型衛星にガンダムとシャアザクの「ガンプラ」を載せて、国際宇宙ステーションから放出。その後、超小型衛星から、ガンプラが宇宙空間に現れる。
ガンプラは、宇宙の過酷な環境に耐えうる素材で作られ、目はオリンピックカラーの5色に光り、足元には電光掲示板をつけて、大会の期間中、宇宙から応援メッセージを送る。
『機動戦士ガンダム』総監督の富野由悠季さんは、日本テレビの取材に応じ、オリンピックと宇宙開発の理念について、次のように話した。
『機動戦士ガンダム』富野由悠季総監督「古代オリンピックのことを考えれば、戦争を中止してまで(オリンピックを)やった。人の行為のあり方に対して理想論を追い求めている。宇宙開発、宇宙に進出するということも、人間がどうも本能的に持っている夢の体現なんですよね。(オリンピックと宇宙開発は)理念論で言えばやっぱり同質なんだと。ガンダム流の言い方をします。ニュータイプの道が開けたかもしれない」