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乳がん治療薬「ベージニオ錠」服用3人死亡

2019年5月17日 21:28
乳がん治療薬「ベージニオ錠」服用3人死亡

乳がん治療薬「ベージニオ錠」を服用した患者3人が間質性肺疾患で亡くなったとして、厚生労働省などは注意を呼びかけている。

厚労省によると、「日本イーライリリー」が製造販売する乳がんの治療薬「ベージニオ錠」を服用した14人の患者が間質性肺疾患を発症し、うち3人が死亡したという。死亡した患者のうち1人は50代の女性で、薬との因果関係が否定できないという。

「ベージニオ錠」は、乳がんの再発治療薬として去年11月から販売されていて、服用している患者は約2000人と推定されている。

厚労省などは、服用している患者や家族に対して、息切れや発熱などの症状が出た場合、医師に連絡するよう求めている。