差出人「妨害する意図なかった」 奈良地裁に段ボール箱、中身は“1万3000人分の署名”
12日、奈良地方裁判所に不審な段ボール箱が届いたとして、安倍元首相殺害事件の公判前整理手続きが中止された問題で、箱の差出人がNNNの取材に応じ、「妨害する意図はなかった」と話しました。
12日、安倍元首相を殺害した罪などで起訴されている山上徹也被告の公判前整理手続きが始まる予定でしたが、奈良地裁に段ボール箱が届き、金属反応があったため、中止されました。
警察が調べたところ、箱には、山上被告の刑を軽くするよう求める署名が入っていました。差出人は、東京都清瀬市に住む斉藤恵さんで、NNNの取材に対し、インターネット上で集めたおよそ1万3000人分の署名を送ったと明かしました。
箱を送った斉藤恵さん(59)「差出人には私の住所、氏名、電話番号、全部書いているんです。品物が署名というのも書いています、何で金属探知機が反応したのか全く心当たりがなかったので、全く意図せず(手続きが)中止ということで、 本当に申し訳なく思っています」
中止された公判前整理手続きの日程は、まだ決まっていないということです。