東京五輪・パラに向けテスト大会始まる
来年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、円滑な競技運営を訓練し、問題点を洗い出すためのテスト大会が、本格的に始まった。
27日に開幕した近代五種ワールドカップファイナルは、来年の東京大会と同じ会場で行われ、スタッフが選手の動線や競技機材をチェックし、東京消防庁の担当者が避難誘導の確認をした。
日本近代五種協会・野上等専務理事「全て初めて経験することばかりです。経験をつみながら、来年に備えていくということで取り組んでいます」
テスト大会は、競技運営の訓練を兼ねて課題を洗い出すためのもので、来年5月までに56大会が行われ、懸案の暑さ対策や輸送問題も検証して、来年の本番に備える方針。
一方、警視庁は、都内の競技会場から最寄り駅までの道路に140台の防犯カメラを設置し、運用を開始した。映像はリアルタイムで警視庁本部などに送られ、テロや事故の防止に使われる。