大学病院で診療の医師2千人超 給料未払い
大学病院で診療にあたっていたのに、給料が支払われていなかった医師が、2000人以上いたことが文科省の調査でわかった。
柴山文科相は、国公私立大学の付属病院で診療行為をしていた医師や歯科医師約3万2000人のうち、去年9月の給料が支払われていなかった人が2191人いたと明らかにした。
このほか、病院側が「合理的な理由がある」として給料を支払っていないケースや調査が終了していない医師もおり、未払いの数はさらに増える可能性がある。
また、必要な雇用契約が結ばれていない医師が少なくとも1630人いて、文科省は28日に大学に対し、適切な労務管理などを求める指導を行った。