天皇陛下、皇居で稲刈り 「新嘗祭」などに使用
天皇陛下は4日、皇居で稲刈りに臨まれました。
天皇陛下は4日午後、皇居の水田でうるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」あわせて20株を稲刈りされました。
皇居での稲作は、昭和天皇が始めたもので、上皇さま、いまの天皇陛下へと引き継がれました。陛下は、日本の農耕文化の中心である稲作を大切にしたいという思いから毎年取り組まれているということです。陛下は、たわわに実った稲を手に取ると、鎌で手際よく刈られていました。
稲は、陛下自ら種もみをまき田植えをされたもので、ことしも順調に育ち平年並みの作柄だということです。
陛下が収穫された稲は、宮中祭祀の「新嘗祭」などに使われ、そのほか根付きの稲が三重県の伊勢神宮に送られる予定です。