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地震きのうから52回 「実家がなくなる…どうしよう」 住民を悩ませる“断水”も

2023年5月6日 22:59
地震きのうから52回 「実家がなくなる…どうしよう」 住民を悩ませる“断水”も

石川県珠洲市で5日、震度6強、5強を観測する地震があり、建物などに多数の被害が出ました。石川県では6日午後5時までに52回の地震に見舞われ、被災地は不安な一夜を過ごしたといいます。被害の状況も徐々に明らかになってきました。

   ◇◇◇

雨が降りしきる中、響き渡るのは、倒壊した家屋を撤去する音です。

5日午後2時42分、最大震度6強の揺れに襲われた石川県。さらに、午後10時前には震度5強を観測。6日午後3時までに計4回の緊急地震速報が出され、地震の数は52回にのぼりました。

そして地震から一夜たち、屋根が落ち完全に倒壊した家屋の様子が。電線を巻き込み、道をふさいでしまっています。

向かいの住民「すごい音がしたということで、見たらぺったんこに。(Q:眠れましたか?)全然寝ていないです」

別の住宅も──

 「(地震が)長くて、みんな何が起きたかわからない状態」

当時、家の中には家族がいたものの、すぐに連れだしたため無事だったといいますが──。

 「実家がなくなるなと思ったら…どうしようって感じですよね」

珠洲市ではこれまでに少なくとも家屋5棟の倒壊が確認されていて、65歳の男性1人がはしごから転落し死亡。家具に足を挟まれるなど32人がケガをしています。

他にも、大きな土の塊がネットを突き破り住宅になだれ込むなど、被害が相次ぎました。

   ◇◇◇

こうした中、住民が困っているというのが、断水です。

住民「この状態ですね、全く出ない」

5日の夜には一世帯あたり3袋の給水が一度あったといいますが、袋はもう空っぽに。

住民「助かるのは助かるのですけど、もうちょっとほしいかな。次の配給がいつかわからない状態なので」

この地域では6日午後5時現在も、水道管の損傷などでの124世帯が断水、他の世帯でも水が濁る状況などが続いていて、市は給水所を設けるなど対応しつつ、6日夜のうちの復旧をめざしています。

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