神戸連続児童殺傷など重大少年事件の記録を廃棄…保存めぐり有識者委初会合 最高裁で
地下鉄サリン事件などを起こした「オウム真理教」への解散命令請求をめぐる記録を東京地裁が全て廃棄していたことがわかりました。
地下鉄サリン事件などを起こした「オウム真理教」をめぐっては、1995年、東京都知事などが解散命令請求を行い、その後、解散を命じる決定が出されましたが、東京地裁によりますと、決定原本を含む関連記録の全てが2006年3月に廃棄されていたということです。
また、1997年の神戸連続児童殺傷事件など各地の家庭裁判所で重大な少年事件の記録が廃棄されていたことを受け、記録保存のあり方を検討する有識者委員会の初会合が、25日に最高裁で開かれました。
会合では、永久保存を義務づける「特別保存」の全国の運用状況について報告され、大分地裁で「特別保存」に指定された民事事件6件の記録が誤って廃棄されていたことが新たに明らかになりました。