新春の伝統行事「若草山焼き」3年ぶり通常開催 観覧に17万人 奈良
28日夜、奈良市で、新春の伝統行事、若草山の山焼きが行われました。
28日午後6時すぎ、花火の打ち上げを合図に、およそ300人の消防団員がたいまつで枯れ草に火をつけていきました。
若草山の山焼きは毎年1月に行われ、その由来は「興福寺と東大寺の領地争いを仲裁するため」という説や、「山頂にある古墳の霊を鎮めるため」という説などさまざまです。
去年までは、新型コロナウイルスの影響で見物客の観覧を制限していましたが、今年は3年ぶりの通常開催となり、17万人が訪れました。
なお、古都の夜空を染める炎は、雪の影響で山の1割を焼くにとどまりました。