核廃絶の道筋探る「国際賢人会議」広島市で開幕 核軍縮へ具体的議論深まるか
核兵器廃絶の道筋を探る「国際賢人会議」が広島市で始まりました。核軍縮に向けた具体的な議論が深まるのか注目されます。
「国際賢人会議」の初会合には、国内外の識者12人が出席。核兵器保有国と非保有国が立場を超えて議論します。
会議冒頭では、国連のグテーレス事務総長や、アメリカのオバマ元大統領らがビデオメッセージを寄せました。
アメリカ・オバマ元大統領「私たち子孫のために核兵器のない世界を追求する責任がある」
また、委員たちは被爆者の体験に耳を傾けました。
被爆者・八幡照子さん(85)「たくさんの被爆者の思いを代表して伝えたいとすごく強く思う」
八幡さんは、8歳で経験した広島の惨状や、核兵器の非人道について訴えます。
委員たちはこのあと核廃絶に取り組むNGOとも意見を交わします。
第1回会合は11日までで、原爆資料館を見学します。