「国際賢人会議」広島市で開幕 オバマ元米大統領がメッセージ「核兵器なき世界の実現に必要な協力を体現」
核兵器廃絶の道筋を探る「国際賢人会議」が広島市で開幕し、アメリカのオバマ元大統領がメッセージを寄せました。
来年のG7広島サミットの会場候補地とされる広島市内のホテルで始まった「国際賢人会議」。初会合には、熊本県立大学理事長の白石隆座長をはじめ、核保有国と非保有国の識者12人が顔をそろえました。
会議の冒頭でアメリカのオバマ元大統領らがビデオメッセージを寄せました。
米・オバマ元大統領「国際的なリーダーたちによるこのグループは、私たちが核兵器のない世界を実現するために必要な協力をまさに体現している」
ロシアが核兵器による威嚇を繰り返し、国際社会で核の抑止力を重視する流れが勢いづく中、核兵器を減らす議論を深めることができるかが会議の焦点です。
委員は10日午後から被爆者の証言を聴くほか、NGOの代表らと意見交換します。
11日は、会議を提唱した岸田総理もスピーチする予定です。