【天気】台風1号は最盛期に…小笠原は厳重な警戒を
台風1号は、13日午後9時に「非常に強い」勢力に発達しました。15日にかけて小笠原に接近するおそれが強まっており、暴風や高波、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
■台風1号は小笠原諸島へ
大型で非常に強い台風1号は、14日午前3時にはフィリピンの東(日本の南)の海上にあって、時速20キロの速さで北上しています。15日の日中には「強い」勢力を維持したまま、小笠原諸島に最も近づくとみられます。
■暴風や高波に警戒
小笠原諸島で予想される最大瞬間風速は、14日には30メートル、15日には40~50メートルに達するとみられます。小笠原諸島が暴風域に入る確率は、15日午前0時から午後6時頃にかけて、95%以上とみられます。父島や母島では、ライフラインへの影響も考えられ、早めの備えが必要です。
また、海上の波の高さは、14日は7メートル、15日は12メートルと猛烈なしけとなるおそれがあります。
■4月の小笠原諸島接近台風
1951年から2021年までの統計では、4月に伊豆・小笠原諸島に接近した台風が7例ありました。
頻度としては少ないものの、今回の台風1号は、強い勢力を維持したまま父島や母島の近海を通過するおそれがあるので、厳重な警戒が必要です。