口座の怪しい動きから特殊詐欺を見破る 信用組合職員を表彰 埼玉県警
口座の怪しい動きから特殊詐欺を見破り、被害拡大を防いだとして信用組合の職員が表彰されました。
埼玉県警本庄警察署から感謝状を贈呈されたのは、埼玉信用組合の佐々木由香里さんです。
佐々木さんは、83歳の女性が口座から限度額を超える現金を何度も引きだそうとした記録があったことに気づき、女性に直接電話をして説得し詐欺被害の拡大防止につなげたということです。
埼玉信用組合・佐々木由香里さん「『息子さんから電話が来た』とか『困っているからカードを渡して助けた』と、一貫して本当に息子さんと信じていたので、他のご家族に知られるのも嫌だということをずっと最後まで信じていました」
その後、支店長みずからも女性宅を訪れて説明し、はじめてこれが詐欺だと理解してもらえたということです。
警察は「1人で抱え込まず、まわりに相談してほしい」としています。