「日本一早い」“天草の春マツタケ”初セリ 驚きの高値で落札“1本7万8000円”
「日本一早い」といわれる天草の春マツタケの初セリが13日に行われ、今年も驚きの高値がつきました。
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13日朝、熊本・天草市の本渡青果市場でセリに出されたのは、市内の山中で採れた春マツタケです。長さ13センチ、傘の部分の直径7センチで、重さは78グラムでした。
天草地方のマツタケは、春と秋に採れますが、春は採れる量が少なく希少性が高いことから、毎年、高値で競り落とされています。
10秒ほどで落札者が決まるスピード勝負です。競りは重さ1キロ当たりの値段をつける方法で行われました。
「50万!」
「60!」「70!」「80!」「100!」
「100!100万円で」
結果、1キロ当たり100万円、1本7万8000円で競り落とされました。競り落としたのは、天草市で精肉と青果などを販売する食料品店です。
食料品店のスタッフ 落札した吉田律子さん
「義理の父が『今年は取りたいな』と、お正月前から言っていたので、願いが叶ったんじゃないかなと思います」
貴重な春マツタケは、「マツタケご飯」にして、14日午前10時から販売される予定です。