マイナ保険証…病歴や薬は「別人」の情報? ナンバーとひも付け“誤登録”
■厚労大臣「入力時におけるミス」
中島芽生アナウンサー
「マイナンバーカードを巡ってまたトラブルが起きました」
「例えば、私が病院の受付で“健康保険証とひも付けた”マイナンバーカードを提示したとします。すると出てきたのは、別人の情報でした。さらに、マイナンバーの専用サイトでも、自分の情報ではなく、別人の病歴や薬剤情報が見られるようになっていました。こうしたことが、去年11月までに5件確認されています」
「なぜこのようなことが起きてしまったのか。加藤厚労大臣は会見で『入力時におけるミスがあって、マイナンバーカードに“それ以外の人の情報”がくっついていた』と話しました」
■“同姓同名”や“同じ生年月日”を誤登録か…
中島アナウンサー
「厚労省によると、“マイナンバー”と“保険証”をひも付ける作業は、健康保険組合などの担当者が手作業で行っています。その時、受け取った個人情報にマイナンバーが書かれていなかった場合、住民基本台帳から調べて打ち込みます。その過程で、同姓同名の人や生年月日が同じ人の情報を誤って登録してしまった可能性があるということです」
「ほかにも、マイナカードを巡っては、コンビニで住民票の写しを発行したら別人のものが出てきたということも起きていました」
■不安になったら「マイナポータル」で確認を
中島アナウンサー
「ニッセイ基礎研究所の村松容子さんは、『“マイナカードを普及させるため国が急いで行動したことで、システムなど環境が整っていないのでは”と国民に不安を抱かせている』『マイナカード自体はメリットが多いものなので、国が対策を進めるしかない』と話しています」
「“自分の情報は正しいかな?”と思ったら“マイナポータル”で確認することができます。数分でチェックすることができます」
(5月12日『news zero』より)