伊丹空港“ナイフ”が手荷物検査通過で混乱
大阪の伊丹空港で26日朝、利用客がナイフのようなものを持って、手荷物検査を通過してしまい、全日空便の運航が正午すぎまでストップし混乱は午後1時半現在も続いている。
閉鎖していた手荷物検査は、正午ごろ再開したが、午後1時半現在も混乱は続いている。
午前7時ごろ、伊丹空港の保安検査員が乗客の手荷物検査をしたところ、かばんの中にナイフのような刃物が入っているのを見つけた。しかし、検査員は回収することなく、誤って利用客に返してしまったという。このため、空港は南側の保安検査場を閉鎖し、全日空の航空便が全便運航ストップする事態となった。
一方で、事態が起きた午前7時から国交省から乗客を飛行機から降ろし、再度、検査をし直すよう指示があった午前9時半までの2時間半の間は保安検査場を閉鎖することなく、搭乗客を通してしまい通常通りの運航をしていた不手際があったことが新たに分かった。