シーサイドライン逆走 国交省が再発防止策
先月、横浜市で無人自動運転の新交通システム「シーサイドライン」が逆走した事故で、国土交通省の検討会が再発防止策をとりまとめた。
先月1日に横浜市で起きた無人自動運転「シーサイドライン」の逆走事故は、自動運転を制御する電気回路の断線により、進行方向の切り替え指示が伝達されなかったことが原因とみられていて、これまで、国交省や有識者らによる検討会が、再発防止策を議論していた。
検討会は19日、地上に取り付けられた装置で電気回路の断線を検知する仕組みや、断線した場合に非常ブレーキがかかる仕組みを構築するといった再発防止策を取りまとめた。
シーサイドラインは事故後、運転士による有人運転を行っているが、運行会社は無人での運行再開に向けて、車両の改修や安全性の確認を進めることにしている。