スズキ“検査不正”に再発防止策徹底を勧告
完成した車両の検査で相次いで不正が発覚していた自動車メーカーのスズキに対し、国土交通省は、再発防止策の徹底を求める勧告を出した。
スズキでは去年、燃費や排ガスの検査での不正が見つかった上、今年に入ってからブレーキや速度計などでも長年にわたる検査不正が発覚していた。
7日、石井国土交通相は一連の不正について、「コンプライアンス意識の低さなどの結果で、会社のあり方に関わる根深い問題」とし、再発防止策の徹底を求める勧告書を交付した。
国交省は当面の間、スズキを重点的な監視対象としたほか、最大で1億9650万円の過料の適用を静岡地裁に通知した。
スズキの鈴木社長は再発防止に向け、「全社一丸となって取り組む」としている。