関電問題 原発関連工事の情報を元助役側に
関西電力の役員らが、多額の金品を受け取っていた問題で、関電が、発注予定の原発関連工事の情報を元助役側に教えていたことが分かった。
この問題は、関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役・森山栄治氏から、3億2000万円相当の金品を受け取っていたもの。一方、森山氏は、高浜町の建設会社、「吉田開発」から、3億円の資金を提供されていた。
その後の取材で、関西電力は、吉田開発と原発関連工事の契約をする前に、森山氏側に工事の概算額などの情報を提供していたことが分かった。
また、3億2000万円の金品の中には、森山氏からだけではなく、発注先の業者2社から直接、受け取っていたものが含まれていたという。