一部の鉄道や高速道路、依然復旧メド立たず
台風19号の影響で、首都圏の鉄道や高速道路はほとんどが復旧したが、一部では復旧のメドが立たない状態が続いている。
鉄道各社によると、首都圏のJRや私鉄各線、地下鉄は、ほとんどの路線で運転を再開した。
一方、千曲川の氾濫で車両基地が浸水した北陸新幹線は、長野駅から上越妙高駅の間で15日も終日運転を見合わせる。
北陸新幹線の車両の3分の1に当たる10編成120車両が被害を受けていて、仮にそのすべてが使えない場合、新しい車両の製造費はおよそ330億円にのぼるという。
また、在来線では線路が流されるなどした影響で、JR水郡線や両毛線、中央本線などが一部区間で運転を見合わせている。
高速道路では、土砂の流入が原因で、中央自動車道の八王子JCTと大月ICの間で上下線で通行止めが続いていて、通行止めの解除には1週間程度かかる見通し。