首里城の正殿が全焼、門や民家に延焼 沖縄
31日未明、沖縄県の首里城の正殿などで火事があり、午前5時現在も延焼中。
那覇警察署などによると、31日午前2時40分頃、首里城を警備している会社から「煙が見える」と消防に通報があったという。消防車14台が出動しているが、首里城の正殿、北殿、南殿が燃えていて、正殿は全焼し、2階の屋根が崩れ落ちた。火は正殿の近くの門や近所の民家にも広がっているという。なお、けが人の情報は入っていないという。
首里城では27日からイベントが行われていて、30日夜はその準備が行われていたが、何時まで人がいたかなど詳しいことはわかっていない。
首里城はかつての琉球王国の王の住まい、兼行政機関の本部だったが、正殿は1945年の沖縄戦でアメリカ軍の攻撃によって焼失し、現在の正殿は1992年に復元された木造の建物。首里城跡は、2000年に世界遺産に登録された。