日本のバリアフリー、世界に発信するワケ
脳性まひの影響で、4歳ごろから車いすで生活しているカナダ出身のグリズデイルさん。現在は都内の介護施設で働く一方、来日する外国人観光客に向け、インターネットでバリアフリー情報を英語で発信。ホテルの部屋の玄関の広さやカーテンの開け方なども掲載しています。
グリズデイルさん「日本がかなり好きです。情報は、英語はあまりなくて、私は日本のあちこちに行っているし、英語もしゃべれるので、(私に)できることは情報発信かなと思って」
この日、グリズデイルさんと向かったのは新国立競技場。東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムです。競技場に隣接する駅では、エレベーターを新たに設けるなど工事が進んでいます。道幅も比較的広いものの、改善できるところが残っているといいます。
グリズデイルさん「横断歩道(の段差)はもっとスムーズにできるかもしれないですけど」
さらに、日本のホテルやレストランについても――
グリズデイルさん「日本に来ると和食とかを楽しみたいんですけど、玄関(の段差)とか、狭いお店が多いので、行ける場所が本当に少ないので残念だと思います」
来年のオリンピック・パラリンピックに向けて、世界から注目される東京。バリアフリーがさらに進むことが期待されています。
【the SOCIAL viewより】