台風上陸から1か月 行方不明者の捜索続く
82人が亡くなり、4人が行方不明となった台風19号の上陸から、12日で1か月となった。関東地方でも甚大な被害が出ている。今も1人の行方がわからないままの神奈川県相模原市の土砂崩れ現場では捜索が続いている。
相模原市では大規模な土砂崩れが発生し、これまでに8人が死亡したほか、今も佐々木睦さんの行方がわからないままで、自宅から100メートル近く離れた場所の捜索活動が続いている。
一方、栃木県では合わせて1万9000軒以上の住宅が床上・床下浸水の被害を受けた。住宅などには水が流れ込み、災害ゴミが今も住宅の前に置かれたままになっている。
茨城県と福島県を結ぶJR水郡線では線路が流され、一部区間で運休が続いている。先週になり、流された線路を撤去する作業がようやく始まったが、全線で再開するメドはいまだに立っていないという。