海岸に「核燃料棒」ラベルの物体 宮古島市
沖縄県宮古島市の海岸で、「核燃料棒」というラベルが貼られた物体が見つかり、自衛隊が出動する騒動になった。放射線は検知されなかった。
宮古島市などによると、18日午後9時ごろ、住民男性が伊良部島の船着き場近くで、岩場の隙間に挟まっていた筒状の物体をペットボトルに入れて駐在所に届けたという。物体は長さ20センチほどで、日本語で、「ウランペレット(核燃料棒)」と書かれたラベルが貼られていた。
警察は男性に物体を現場に戻すよう指示し、その後、男性は物体を発見した現場に戻したという。
19日未明になって、市から県を通じて、自衛隊に派遣要請が出され、隊員らが午前7時ごろ、物体とその周辺の放射線量を計測したが、検知されなかったという。
警察は、物体を一時保管し、危険物の恐れがないか調べている。