天皇皇后両陛下 「親謁の儀」終え帰京へ
天皇皇后両陛下は23日、伊勢神宮の内宮(ないくう)で「即位の礼」と「大嘗祭(だいじょうさい)」を終えたことを報告する「親謁(しんえつ)の儀」にのぞまれた。
天皇皇后両陛下は、22日の外宮(げくう)に続き、23日は、伊勢神宮の内宮で「親謁の儀」にのぞまれた。内宮には皇室の祖先とされる天照大神がまつられている。
晴れわたった空のもと、まず、「黄櫨染御袍」に身を包んだ天皇陛下がほろを外した儀装馬車で正宮前に到着し、歴代天皇に伝わる剣と勾玉(まがたま)とともに正殿に進み、「即位の礼」と「大嘗祭」を終えたことを報告された。
続いて、皇后さまは、馬アレルギーのため即位パレードで使用したオープンカーで参道を進み、十二単(じゅうにひとえ)の姿で参拝して「親謁の儀」を終えられた。
沿道の人「きれいな感じで、にこやかですごく」「とてもオーラがあって、きょうは本当にいい日でした、会えて」
沿道には両陛下の姿を一目見ようと約1万3000人が集まった。両陛下は、即位後初めて訪れた伊勢を笑顔で何度も手を振りながらあとにし、23日、東京に戻られる。