×

「花粉」と「寒暖差」…“ダブル”でつらい 今できる対策とは? “自律神経を整える”4つのこと

2024年2月14日 5:41
「花粉」と「寒暖差」…“ダブル”でつらい 今できる対策とは? “自律神経を整える”4つのこと

13日、東京都心は最高気温17.3℃と4月上旬並みの暖かさに。1日で15℃以上も気温が急上昇する“寒暖差”となりました。気温急上昇で「花粉」が飛散し、そこに激しい「寒暖差」による体調不良まで…ダブルで辛い、そんな方もいました。今からできる対策は――。

    ◇

“脱マスク”生活になって初めて迎える、花粉症シーズン。

東京・有楽町で聞いてみると…

花粉症の会社員(20代)
「最近、感じますね。目が、かゆかったり…」

花粉症の会社員(20代)
「コロナも落ち着いてきたので、マスクをとる生活をしていたら…鼻がむずむずするなって」

その“特徴”は――

花粉症の会社員(20代)
「それにしても、早いかなと」

13日、都内での「スギ花粉」飛散が、今月9日から始まったと発表されました。去年より1日早く、過去10年間の平均と比べると6日早いといいます。

“早い”ワケは…秋以降続く、この“季節外れの気温の高さ”です。

記者
「こちらの方、半袖で歩いていますね」
「こちらの女性も…ダウンジャケットを手に持っていますね」

まだ、2月中旬ですが……半袖の人も。

北海道から 半袖で東京観光(18)
「北海道に比べたら、めっちゃ暑いので、汗かいてる。まじ、脇汗やばいっすね。普通に暑いです」

「(きょうは)北海道の夏の始まりくらいの暑さなんで」

記者
「夜になっても、テラス席がにぎわっています」

東京都心は、13日朝は最低気温1.6℃でしたが、日中は最高気温17.3℃と、4月上旬並みの暖かさに。1日で15℃以上も気温が急上昇する、“寒暖差”となりました。

    ◇

都内のクリニックで相次いだのは、こんな2つの言葉。

いとう王子神谷内科外科クリニック 院長
「ここ数日、けっこう暑いんですけど、“寒暖差”が影響していると思う」
「“花粉症”ひどくないって感じだけど、実は、まあまあ症状は出ているように思う」

この患者も……

患者(64)「あと、花粉が出てきた…」

院長
「花粉が出てきた! そうなんですよ。花粉も1つのテーマ。じゃあ、花粉と(寒暖差による)頭痛のダブルパンチで、ショックですね」

さらに、この患者も…

院長
「花粉症と寒暖差。花粉症と頭痛のダブルパンチが、きょう(13日)多くて、本当に驚いている」

クリニックには、“花粉症と寒暖差のダブルパンチ”で、頭痛や倦怠感などの体の不調を訴える患者が殺到していました。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「(13日の1日で)約20名の患者さんが花粉症。今シーズンでは過去最多でした」
「寒暖差によって、自律神経の調節機能が乱れると、花粉症の症状もより暴走しやすくなる」

大切なのは、“自律神経を整えること”。

日頃の生活で、気をつけるべき4つのことがあるといいます。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「①十分な睡眠、
 ②肩までしっかりと入浴する、
 ③腸内環境を整えるようなバランスのとれた食事、
 ④適切な運動、
 こういったことが大事になってくる」


(2月13日放送『news zero』より)