新潟市でも“クマ”目撃相次ぐ カメラが捉えた姿は…
新潟市の田んぼに設置されたカメラが、クマの姿を捉えました。周辺ではクマの目撃情報が相次いでいます。
19日、新潟市の田んぼを案内してもらいました。
山崎久雄さん
「これがカメラのレンズ、これが赤外線のフラッシュ。夜間撮影用の白黒ですけど」
野生動物による農作物への被害が後を絶たなかったため、どのような生き物がいるか調べる目的で3年前に設置しました。
5日午前2時ごろ、そのカメラの前にクマが現れました。クマはカメラの前を行ったり来たり。近づいてくると、突然、画面は真っ白になりました。カメラを触ったとみられています。
クマの体長は1.5メートルほどとみられています。
山崎久雄さん
「ゾッとしました。あれだけ大きいクマですから。やっぱり人間が襲われること、これが一番怖いです」
5月に入って周辺ではクマの目撃情報が相次いでいます。16日には平野部の新潟市南区で目撃されました。県によると、2022年と2021年にクマによる人的被害は2件発生しました。県の担当者はこの時期は注意が必要だと話します。
新潟県鳥獣被害対策支援センター 渡部浩所長
「クマも好物としている山菜類が多く採れる時期でありますし、人も山菜を求めて山に入る時期ということで、場面が重なりやすい状況が生まれるかなと思っています」
クマに遭遇するリスクが高い場所では、クマ対策のグッズを持ち運ぶことや、複数人で行動することを呼びかけています。