東京都は、新型コロナウイルスの医療提供体制についての警戒レベルを、これまでの最も深刻なレベルから1段階引き下げました。

東京都は2日、新型コロナの医療提供体制についての警戒レベルをこれまでの4段階中最も深刻なレベルから1段階引き下げ、上から2番目の「通常の医療が制限されている状況である」としました。

新型コロナの入院患者数は継続して減少しているものの、救急医療のひっ迫が続いていることを踏まえての判断だということです。レベルの変更は、去年12月22日以来、およそ1か月半ぶりとなります。

東京都は先月31日、病床を柔軟に運用するためとして、新型コロナの確保病床のレベルを約7300床から約5000床に引き下げていました。

一方、感染状況については引き続き4段階中、上から2番目の「感染状況は拡大傾向にないが警戒が必要である」というレベルのままとしました。