五輪パラのメーン会場 国立競技場の竣工式
来年の東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムとなる、新たな国立競技場の竣工式が行われた。
国立競技場の建設をめぐっては、故ザハ・ハディドさんの当初案の費用が膨んだため、政府が計画を白紙撤回。その後、建築家・隈研吾さんのデザインが採用された。
経費削減のため、競技場に屋根や冷暖房設備はなく、日本の伝統的な建築の特徴である「軒庇」が設けられている。
コンセプトは、木と緑を生かした「杜のスタジアム」。地上5階、地下2階建て高さおよそ47メートルで、およそ6万席の観客席を5色のモザイク状とするなど空席が目立ちにくい工夫がされている。
旧競技場解体を含めた工事費はおよそ1670億円。