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【波瑠が取材】「友達めっちゃ増えました」「ないと困る」……子供たちの“第3の居場所” 孤独・孤立対策の新しい法律も

2024年4月17日 10:02
【波瑠が取材】「友達めっちゃ増えました」「ないと困る」……子供たちの“第3の居場所” 孤独・孤立対策の新しい法律も

4月に孤独・孤立対策推進法が施行され、国は“第3の居場所”を増やす方針です。俳優で『news zero』火曜パートナーの波瑠さんが、都内の中高生世代向け施設を訪問。子供やスタッフに話を聞きました。波瑠さんには取材中、気になったことがありました。

■全国でも少ない、中高生世代向け施設

「すごいです。想像していたよりずっと、元気のいい施設なんだなというのがありますね」。波瑠さんは、印象をこう語りました。

東京・調布市にある「青少年ステーション CAPS」。全国でも数少ない、原則中高生世代のみが利用できる施設です。

波瑠さん
「いろんな過ごし方をしている…。ゲームをやっていたり。サッカーとバレーボール(も)」

午前10時から午後8時まで開放されていて、入館は無料です。友達と遊ぶ場の 1 つとして利用する子もいれば、学校にも家にも居場所を見つけられず、いわゆる“第3の居場所”として過ごす子もいます。

■16歳「家にいるより全然いい」

波瑠さんが話を聞いたのは、矢野大輔くん(仮名、16)です。同級生から受けたいじめが原因で、小学生の頃から不登校になりました。たまたまチラシで存在を知ったこの施設が、安心して過ごせる唯一の場所だったといいます。

波瑠さん
「私も学生のとき、ちょっと学校苦手だなって思って過ごしたタイプなんですよ。自分にとって(この施設は)どんな居場所だなって思いますか?」

矢野さん
「たぶん、ないと困るんでしょうね。ぶっちゃけ、家にいるより全然いいですね」

親や同級生の目を気にすることなく過ごせる環境に救われていると話します。

「ここでゲームとかやっているのは(家の人には)内緒なんですか?」と尋ねる波瑠さん。矢野さんが「少しは知っているけど、こんな長々とやっていることは知らないと思います」と答えると、波瑠さんは「そうですよね」と笑いました。

■CAPSに来たことで大きな変化が

この施設を「自分の居場所」と話す子は、他にもいます。

高校2年生の雁部夢月さん(16)は、「中学校のとき不登校だったので、家に引きこもって誰かと関わることがないまま3年間を終えてしまったので…」と振り返ります。それが、ここに来ることで変わったといいます。

雁部さん
「普段だったら関わることができない友達とか同い年の子と関われて、自分に自信がついたっていうのはあるかなと思います。コミュニケーション能力がすごく高くなったなって」

波瑠さんが「シンプルな言い方をすると友達が増える?」と聞けば、雁部さんは「めっちゃ増えました」と笑顔に。波瑠さんは「すごい、素敵」と言いました。

雁部さんは今、毎日高校に通い、ここで知り合った友人とバンドを組んでいます。

■「少しずつ」…スタッフの思い

4月から孤独・孤立対策推進法が施行され、国として“第3の居場所”を増やしていく方針です。保護者でも教師でもない立場で中高生とふれあうスタッフに話を聞きました。

柴山さやかさん
「最初は結構、塩対応というか…。それでもめげずに『よ!』とか『おはよう!』とか言ったり。少しずつ、少しずつ」

波瑠さん
「積み重ねってことですかね」

取材中、子供たちを見ていて気になったことがあった波瑠さん。柴山さんに問いかけました。

「さっき上の階(スポーツエリア)を見てきたんですけど、この(マンガなどが置かれたロビーがある)フロアにいる子と空気感が違うというか。運動している姿だったというのもあるんですけど、すごく私は引け目を感じちゃうんですね」

「私はたぶんここで本を読んだりとか、マンガを読んだりするだろうなって。考えすぎかもしれないんですけれども、ここでもなじめない、みたいなことだったりとか…?」

柴山さんはこう答えてくれました。
「さみしそうだなって感じたら、『一緒にゲームやらない?』とか、来たみんなに『ここにいてもいいんだ』というか、居場所と思ってもらえることを大事にしています」

(4月16日『news zero』より)