鳴き声が…段ボール箱に“捨て猫”11匹 水もなく粘着テープで密閉
11日、山口市にある猫の保護施設の近くで、11匹の“捨て猫”が見つかりました。猫は段ボール箱に入れられ、箱は粘着テープでふさがれていました。
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撮影者
「これ、むちゃくちゃじゃないですか」
11日、道路に捨てられた段ボール箱の中から聞こえてきたのは、猫の鳴き声です。粘着テープでふさがれた箱には「子猫がいます」と書かれた紙が貼られ、逃げだそうとしたのか、箱のすき間から頭を出す猫もいました。箱を開けると、何匹もの猫が…。中にエサは入っていましたが、水は入っていませんでした。
捨てられていた猫は合わせて11匹。地元、山口市の旅館が設置している猫の保護施設の近くで見つかりました。
てしま旅館(猫庭) 手島英樹代表
「にゃんにゃん鳴いてる子もいるし、成猫はおびえて、箱開けても、びくびく動かない子もいた」
動物病院で保護した猫の検査を行ったところ、大きなけがや衰弱はなかったということです。
手島英樹代表
「段ボールに粘着テープぐるぐる巻いて置いていたら、(発見が)早朝だったから良かったですけど、日が昇ったら熱中症で死んでしまうんですよね、水も入ってないし」
この周辺では、去年も19匹の捨て猫が保護されているということです。保護施設では、猫の引き受け手を探しています。