秋元容疑者、議員会館で現金受け渡しか
衆議院議員の秋元司容疑者が、中国企業の顧問らから賄賂を受け取ったとされる贈収賄事件で、永田町の議員会館事務所で直接、現金300万円の受け渡しが行われていたとみられることがわかった。
国土交通省と内閣府の副大臣を務めていた衆議院議員の秋元司容疑者は、カジノを含むIR(=統合型リゾート施設)の参入を目指す中国企業「500ドットコム」顧問の紺野昌彦容疑者ら幹部3人から、現金300万円と旅費約70万円を賄賂として受け取ったとして、25日、東京地検特捜部に逮捕された。
関係者への取材で、秋元容疑者が2017年9月、紺野容疑者と仲里容疑者と永田町の議員会館で面会し、直接、現金300万円を手渡されていたとみられることがわかった。
秋元容疑者は、「2人には、この時期には会っていない」「渡される機会があったこと自体、身に覚えがない」などと主張して、特捜部の調べにも否認しているものとみられる。