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プール核燃料取り出し“最大5年遅れ”福島

2019年12月27日 10:28
プール核燃料取り出し“最大5年遅れ”福島

政府と東京電力は福島第一原発の廃炉に向けた「工程表」を2年ぶりに改訂し、1号機と2号機の使用済み核燃料の取り出しを最大5年ほど遅らせる方針を決定した。

新たな工程表は27日の政府の会議で了承された。2年前の工程表では、2023年度に始めるとしていた1号機と2号機の使用済み燃料プールの核燃料取り出しについて、1号機では4年から5年、2号機では1年から3年遅らせるとしている。

燃料プール付近の放射線量が高いことなどから、さらに準備に時間が必要と判断したということで、取り出し開始を2017年度中としていた当初の工程表から大幅に遅れることになる。

一方、溶け落ちた核燃料の取り出しについては、当初の予定通り2021年にまず2号機から始めるとしている。

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