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厚労省、介護保険制度改革取りまとめ

2019年12月27日 21:58
厚労省、介護保険制度改革取りまとめ

厚生労働省の部会は、所得の高い高齢者が介護サービスを受ける際の自己負担の上限を引き上げるなど介護保険制度の改革について取りまとめた。

介護サービスを受ける際の自己負担の上限は現在、月4万4400円だが、今回の改革では、年収770万円以上の場合は9万3000円、約1160万円以上は14万100円に引き上げるとしている。

また、所得の低い高齢者が特別養護老人ホームなどを利用する場合の食費と居住費を補助する制度では、年金収入が120万円から155万円の人については、高齢者の自己負担を月2万2000円増やす。

一方、介護サービスを受けた際の自己負担は現在、高齢者の所得に応じて1割から3割だが、2割負担の人を増やす案については、利用者への影響が大きいなどの指摘があり、見送られた。

介護保険制度は3年に1度見直され、この改革は2021年度から実施される見通し。